防音

ユニットタイプの防音室の購入から搬入・設置までの流れ

カワイのユニットタイプの防音室『ナサール』の2.4畳タイプを購入し、自宅に設置しました。この記事では、ユニットタイプの防音室の購入から設置までの流れを解説します。

ユニットタイプの防音室の購入から搬入・設置までの流れ

①ショールームで実物を確認・比較する

防音室を自宅に設置するにあたり、カワイの『ナサール』とヤマハの『セフィーネ』をそれぞれショールームで確認してきました。防音室の担当者がいるので話を聞きつつ、防音室の中で楽器か音を鳴らしてもらい、防音性を体験。

正直、防音性能は楽器の種類や環境にもよるので判断が難しいですし、はっきりした違いは聞いてもわからないです。カワイもヤマハも防音性能は高いので、一応体験してみたという感じです。

防音性能よりも、天井の高さ、換気扇の性能、オプションのバリエーションなどを重点的に確認しました。換気扇は防音室に必須ですし、カワイとヤマハでサイズ感や性能が異なるので、しっかりチェックしておいたほうがよいです。

②下見の依頼

購入する防音室が決まったら現地の下見を依頼します。設置場所によって、または搬入経路によっては設置が難しい場合があるので、設置可能であるかを確認してもらいます。

チェックポイントは以下になります。

  • 横、奥行きは設置可能なスペースがあるか。
    └ 防音の仕組み上、壁から数センチ離して設置する必要があるため、壁ギリギリだと設置できない場合があります。
  • 天井は設置可能な高さがあるか。
    └ 天井が低いと圧迫感があるので、天井が高いタイプがおすすめです。
  • 床は防音室に耐えられる強度があるか。2階以上に設置する場合は床の強度は要確認。
    └ 【カワイの『ナサール』の例】D-35、2.4畳、天井高・Hiタイプで550kg
  • エアコンを設置できるか。
    └ 室外機の設置場所等を確認。
  • 防音パネルを運び入れる搬入経路があるか。
    └ これ重要。玄関から入らない場合はベランダからの搬入。それも難しい場合はパネルサイズを特注で小さくしてもらって対応(カワイの『ナサール』ならパネルサイズの調整が可能)。

③見積もりを依頼

下見が終わって搬入経路の確認ができたら見積もりを依頼します。カワイは一週間くらいで見積もりが来ました。

④見積もりを確認して発注

ざっくり分けるとユニットタイプの防音室には、以下の3つの費用がかかります。

  • 部材費(防音ドア、防音・吸音パネル等)
  • 運送費(部材の運送)
  • 組立諸経費(防音室の搬入・組み立て等)

カワイの『ナサール』の場合、正式に発注してから3週間くらいでパネルが出来上がるとのことです。1ヶ月はかかると思っていたので、想定より早かった。

⑤搬入の日時の調整

正式に発注すると同時に、搬入の日時を決めます。

⑥支払い

銀行振込で支払い。入金確認の連絡がきたので、これで支払いは終わり。

⑦搬入当日

当日は朝9時から作業。エアコンの設置も依頼したので、職人さんが4人いらっしゃいました。担当の方もいらっしゃり、一緒に作業されていました。

9時過ぎに大型トラックでパネルが運送されてきました。大型トラックは運送だけなので、パネルの荷降ろしが終われば帰られます。

15時に搬入・設置が完了。2階に設置してもらったので、少し時間がかかりました。設置場所によってはもっと早く設置が終わることもあるそうです。

搬入当日は、こちらは特にすることはありません。設置前に発注内容とトラックの停車場所の再確認、設置後は防音室の機能の確認や傷がないかを確認をしたくらいです。搬入経路には養生をしてくれますし、綺麗に片付けをしていってくれるので、当日はただ見守るだけでした。

これが完成した防音室。完璧な仕上がりです。
カワイの防音室ナサール